演劇やダンスといった舞台表現をもっと身近に!新潟の魅力を発見したい!人や場所や表現をつなげたい!構成メンバーは新潟市内で活動する舞台人です。 「水と土の芸術祭2012」市民プロジェクトをきっかけに設立。2015年4月「新潟古町えんとつシアター」をオープン。
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    【『流血サーカス』を観てきました】
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      おひさしぶりです。
      月曜担当の後藤です。
      ほんとにひさしぶりに感想の投稿をします。
      なんでこんなにひさしぶりになったかというと、単純に今年は書きたい時に書こうと思うようになったからです。
      今までも書きたい時に書いていたのですが、忙しさを理由に感想文から後半は身を引いていました。
      今後もそういう風に書き続けるでしょう。

      しかし今日は書く!
      山形市民会館で観た全力演劇さんの『流血サーカス』に感化されて書いてみたくなりました。

      この感想文は多くのネタバレと批評を含みます。
      それでもいいという方だけ読んでください。

      今回の『流血サーカス』。
      内容は人さらいによって離ればなれになった兄妹が、あるサーカスをきっかけに再会をするも、そのサーカスは失敗して人が死ぬ様が喜ばれる流血サーカスだったというもの。
      兄のジョージは人さらいに演者としてサーカス団に売られ、必至に稽古してエンターティナーになるも、金持ちに売られた妹エリザベスは完全に流血サーカスにはまってガン見してしまう。

      観客と演者。観る側、観せる側の思っていることの違いは、演技の相手への意識にも通じる所がある。
      ジョージは難しい技を成功することが本当のエンターテイメントと考える。
      でも血を見ることにはまってしまったエリザベスは、そういう次元とは違う、ずれた快感を求めるようになってしまう。
      思いがけない価値観と価値観の問答。決めつけて挑んでも、相手の価値観が変わればいくら正しいと思ったことでも通用しない。
      結局ジョージはサーカスの最中に殺されてしまうが、良かれと思ってせっかく極めたサーカスの技や彼の思いがエリザベスに全く届かない様が、相手役を置き去りにする決め打ちの演技に通じるものがある。
      相手役で演技は変わるもの。
      用意した武器が通じなくなることはいつだってある。

      最後のふしだらな女の台詞も考えさせられた。
      日常や人生で、自分がプレイヤーになった瞬間、いつどこで「ナイフ」が飛んでくるかはわからない。
      それまで飛ばす側だったのに、いつしか自分が投げられる側の舞台に立たなければならなくなったという場合もある。
      その状況になった時の対策や準備をしていても、果たしていつまでそれが通用するかはわからない。

      全力演劇。
      瞬間毎に切り返す全力が演劇には必要になのかもしれない。
      ホールで駆け回っていたおなじみの山形演劇人の姿は観ていてすっきりしたし、それこそ全力だった。
      一時間の芝居の中に、煮詰めた人の情熱が溶け込んでいた。
      山形演劇人恐るべし。
      同じ観せる側としてうらやましい。
      残り5日と迫ったえんとつ王へのお守りをもらえた気がする。

      えっ…あと5日しかないの?

      Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 21:22 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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