演劇やダンスといった舞台表現をもっと身近に!新潟の魅力を発見したい!人や場所や表現をつなげたい!構成メンバーは新潟市内で活動する舞台人です。 「水と土の芸術祭2012」市民プロジェクトをきっかけに設立。2015年4月「新潟古町えんとつシアター」をオープン。
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『虚仮威』を観てきました
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    月曜担当の後藤です。
    二週間休んでしまい、すみませんでした。

    1月に東京の本多劇場で柿喰う客さんの『虚仮威』を観てきましたので、その感想を書きます。
    一ヶ月前でかなり記憶が曖昧ですがつらつらと書きます。

    この感想文は多くの批評とネタバレを含みます。
    それでもいいという方だけ読んでください。

    いずれはきちんと観ようと思っていた柿さんの舞台。
    念願の本多劇場で観ることができました。
    今年の舞台観劇初めは幸先が良く、この作品も流石のクオリティーで申し分なし。

    神や物の怪への畏敬の念と、それらと人が等しく思い、思われる中屋敷さんの舞台芸術。
    舞台の上では皆平等で、何が起こっても不思議じゃない。
    理不尽だが、成りたいものに成ろうとする人間や、時代の流れに押し流されてしまう古い神々と物の怪たち。
    これに近い現実がきっと日本のどこかであったに違いないと思わせられる、嘘なんだけど限りなく本当に近づけるために攻めた虚仮威。

    演出も攻めていてピリピリさせてくれる。
    上へ下へ舞台セットを動きながら、もちろん一言も噛まず、高速で台詞を喋り続ける役者さんたち。
    無茶ぶりをされた末に思いついたのであろうキモい動きをサンタ役として我が物とした七味さん。
    相変わらずキレのあるギャグマシン敬三さん。
    他にも魑魅魍魎に勝るとも劣らない共演者の方々。
    恋する世阿弥でも見た、中屋敷ワールドの真骨頂がこれだ。
    座組というか、ホームだとさらに中屋敷さんの演じる人への愛着がわかる。
    柿さんは連携プレイの劇団だと思い知らされた。

    ラストはあれで良かったのだろうか。
    これだけのテーマを孕んだ作品のラストにしては合っていなかった。
    衝撃的ではあるのだがいまひとつだった。
    新潟から東京に観に行った分、余計な期待をしていたせいもあったかもしれない。

    それこそ意味を求めるから、そう思うのか。
    演劇に意味はないという意見もあって、悪くはないと思うのだが、最近は一理ある程度のものとして捉えるようになってきた。
    僕は意味があっていいと思うし、そういう舞台なり何なりの芸術に込められた意味を知ると、時として大変満足できる瞬間がある。
    だから意味のない作品も素敵だし、意味のある作品も素敵に感じる。

    今回の『虚仮威』のラストにはどちらかと言うと意味があったのではないか。
    作品に込められたテーマの締めとなるラスト。
    意味を最大に、盛大に伝えられる締めがどうしても他にあった気がしてならない。
    『虚仮威』らしいラストと言うと生意気だが、この部分の攻め口がこの作品の根幹に感じた。


    Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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