演劇やダンスといった舞台表現をもっと身近に!新潟の魅力を発見したい!人や場所や表現をつなげたい!構成メンバーは新潟市内で活動する舞台人です。 「水と土の芸術祭2012」市民プロジェクトをきっかけに設立。2015年4月「新潟古町えんとつシアター」をオープン。
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    えんとつ王、その時なにがあったか。そして今週の1曲。
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      えんとつ王が終わりました。

      色んなところでいろんな意見を聞き、読み、
      みなさん思いを巡らしていると思います。

      まずはえんとつ王がそれだけ影響力のある企画となった
      ことを運営部として素直に喜びます。

      さて、ここからは僕個人の感想です。
      その瞬間に渦中にいた1人の演劇人としての感想です。

      (長いです。)
      まずは自劇団への指摘事項、練習不足についてはそのとおりです。
      わかっていたならなぜと結果論を追求するのは容易いですが、
      かけるオファーかけるオファー全て断られ、圧倒的な人員不足、
      失っていく僅かな稽古期間、自劇団の特殊な稽古スタイル、
      その中でもなかなか全員がそろわない稽古場、
      それでも勝つために限界まで台本を修正し、演出を修正し、
      1mmでも芝居をよいものにするために力をふるいました。
      おかげさまで金土日で3キロ痩せました。、。

      そんな負荷のかかる環境で最後まで稽古につきあってくれた
      客演のお二人には、感謝することしか私はできないのです。

      じゃあ参加辞退すればよかったんじゃないの?
      それでも、えんとつ王という企画へ参加する意義をとったのです。
      だからそれでも勝負をしたのは主宰の私の決断であり、
      結果についても全て私の責任です。がっかりさせてしまった方
      本当に申し訳ありませんでした。

      でも、それもいいわけです。
      ・・・というかそもそも考えが間違っていたのです。

      この戦い。
      限られた時間の中で刃を研ぎ澄ませている場合ではありませんでした。
      そうゆう戦いではないのです。
      破壊のみを考えるならば空から一発の核ミサイルを撃つべきなのです。
      勝つべきならば、自分の考える最強の武力で挑みようやく勝負になる、
      という戦いにおいて、演技も見たことのない客演に頼らなければ
      参加すら厳しい私は最初から、愚者だったのです
      だから、次は勝ちます。勝てば官軍。勝者は正当化されます。
      劇王は、優劣そのものには言及しませが、明確に勝者を決めます。
      次回企画に参加したいといっている新潟演劇のみなさん、
      次は出ましょう。勝っても負けても、必ず得るものがあります。
      出る出る詐欺ではなく、出ましょう。批評されましょう。




      次にもっと大きな感想です。

      出場した方ならもう嫌というほど感じ取っていると思いますが、
      今回の結果は、新潟演劇界にお灸を据えられた結果です。

      えんとつ女王、一躍ヒロインとなった南高校の皆さんの芝居。
      点数を見ると気がつくことがあるでしょう。

      僕は当初、南高校さんの組織票を警戒していました。
      事実、Cブロックは観客の半数が女子高生(部員)であり、
      容易に観客票をかっさらっていくことは想像できました。
      (南高校さん読んでたらすみません。でも集客はどんな公演でも
      欲しいので決して悪いことではない!むしろありがとう、ですし!)

      しかしながら、Cブロックにおいて、そして決勝ブロックに
      おいても、勝利を決定づけたのは審査員による得点です。
      観客票は同点、むしろそれ以上でした。

      つまり、演劇として、芸術として、作品として、負けたのです。
      演劇を初めて数年の高校生の創作力に、
      何年も演劇に携わり続けてきた大人が、演劇力でひれ伏したのです。

      さらにショッキングなことを言います。
      南高校さんは5月GWの時点で台本を書いていません。
      書きかけだったかもしれませんが、
      とにかく稽古期間はおそらく2週間強です。
      授業とか帰宅時間とかあるので、朝から晩まで稽古してもいません。

      打ちのめされますね。一体今まで自分たちは何をやってきたのかと。

      最近気になっていた、「みんな違ってみんないい」の甘い部分を
      完全に撃ち抜かれた結果です。

      えんとつ王を見ていない人はその内容が分からないので
      何が明暗を分けたのか、ピンとこないと思います。
      なので、私の思うところをつらつら書きます。
      なお、星野さんの作品は見てないので、
      (女王作品についての考察です。)

      先ほど、武力という言葉を書きましたが、
      これはみどころ、という言葉で変換できます。
      さて、では問いますが、はい、劇王に出ました。
      では自分の作品のみどころはなんでしょう?

      意外というか、実はというか、みどころは?と聞かれると
      戸惑う人って多いのではないでしょうか?
      でも、これに即答できないと、負けます。
      この見どころは、ぼんやりとした言葉、おふざけた口調、
      言葉遊びでなんとなく言い表すものではありません。
      「で、この作品のどこが面白いの?」これに即答すること。

      南高校は「若さ」という概念勝ったのではありません。
      フィジカルから発せられるエモーションが圧倒的であり、
      それを本来なら花も恥じらう女子高校生がやっているというのが、
      構造的にセンスが良く、クレバーだったのです。
      わかりやすく言うと、一番大きな声を出して、
      一番汗をかいて、一番大きな口をあけて、一番体を張ったのです。

      私達(あえて私達という単語で)は、勝つためのビジョンも
      もたないまま、とりあえず覚えた技術で、なんとなく
      まとまりのよい作品を創り、粗の修正をしていっただけでした。

      多分、その位の認識では、あの南高校の火力の前に、
      痩せるような努力も一瞬にしてかき消えます。
      今のところ、あの瞬発力以上の作品を作れる新潟の劇団を
      僕はパッと思いつきません。(優劣ではありません。)
      俺は私は創れると言う人、次回大会には必ず出てください。
      なんとなく定期的に公演している場合じゃありません。
      一緒に審査員をぎゃふんと言わせましょう。

      劇王で勝つためには、
      ひとつの武器、それも圧倒的な武器が必要なのです。
      5教科中5教科100点を取ってもダメなんです。
      (そもそもその域にもなかなか行けないのですが)
      100点中200点、300点をとれる教科がないと勝負できません。
      で、多分それは劇王に限った事ではありません。

      ぼんやりとした中庸さからは傑作は生まれないのです。

      審査員はアマチュア劇団だから、いう目で見ません。
      同じ演劇を志す者として、ライバルとして、作品の
      「あたらし」「めずらし」を見据えます。

      だから坂手先生の「このネタはそのうちパクリます」
      発言が、僕は一番嬉しかった笑




      もちろん、このままでは悔しいです。涙で枕を濡らす日々。
      もう一度、脳味噌を入れ替える勢いで、
      甘さを排除し、創作に打ち込まなければいけません。

      争うことが本質ではないという意見もあります。
      それはそれでよいと思います。
      お客さんは殺伐とした劇場に入りたくないですしね。

      それでも、少なくとも演劇人として僕はやります。
      だって勝ちたいじゃないですか。悔しいじゃないですか。

      人生を消費してやっていることが、
      つまらないことなんて嫌じゃないですか。

      中嶋さんの言葉をお借りしますが「烏合の衆」である僕達は
      ここから本気で変わる必要があるのではないでしょうか?

      あと個人的に、南高校さんは、演出が話をしている時に
      ちゃんと目を見て、きちんと返事をしながら聞いている姿が
      印象的でした。見習いましょう。

      短編の特殊性とか、地方演劇の方向性とか、
      まだまだしたい話もありますが、今回はここまでにして、
      さて、今週の1曲です。(この空気の中で!?)

      Puddle Of Mudd で「Blurry」



      彼らの最高傑作と名高い押しも押されぬ名曲。
      ヴォーカル、ギター、ドラム、ベースの黄金編成でまさに王道のロック。
      入りの切なさと、太陽が昇るような展開がどこまでも劇的です。
      歌詞を反芻しながら、今日はここまで。

      また次の1曲でお会いしましょう。
      Posted by : 創るつながるプロジェクト | 石川直幸 | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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