演劇やダンスといった舞台表現をもっと身近に!新潟の魅力を発見したい!人や場所や表現をつなげたい!構成メンバーは新潟市内で活動する舞台人です。 「水と土の芸術祭2012」市民プロジェクトをきっかけに設立。2015年4月「新潟古町えんとつシアター」をオープン。
『演劇大学inやまがた』に参加してきました
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    月曜担当の後藤です。
    11月後半に山形で行われた演劇大学に参加してきましたので、感想を書きます。

    @nDANTE主催石川をはじめ、山形で活動されている劇団のらの吹雪ビュンさん、えんとつ王で共演した女優千葉あさみ氏、他にも大勢の関係者、お世話になっている方が総力を上げて実行されたイベント、『演劇大学inやまがた』。

    当然の参加をするも、二日目夜の飲み会からの参加になり、あまり深くは関われなかった。
    とはいえ、あの流山児祥先生による戯曲を読むワークショップに参加できたのは得難い体験だった。
    純粋に僕が演劇を学ぶために使った時間は、このワークショップと間くらいだろう。

    全員で輪になって椅子に座り、時には台本を回し読み、時には歌を歌い、時には流山児先生のお話を聞く。
    それは、日本の演劇の変遷の話でもあり、暴力沙汰の話でもあったりする。
    当時はそれが当たり前だったと言われても想像がつかない。
    僕は演劇をやっていて一升瓶で人の頭を殴ったことなんてないからだ。
    でもその時は、それくらいのことは演劇の場では有り得ることだったのだろう。

    演劇に必要なのは想像力だと僕は思っている。
    しかし流山児先生の話自体は本当に体験したリアリティに基づいている部分も多い。
    リアリティがないと作品に命が宿らない。
    少しでもそれをわかってもらい、台本を通じてその時代に生きた脚本家の命題に気付いて欲しかったのではないか。
    全ては受講者に戯曲を読む魅力を知ってもらうための計らいだったのではないか、と僕は考えている。

    自分で受講したのはここまでで、後は子供の演劇体験ワークショップを見学したり、成果発表を見たり、打ち上げに行ったりで普通に楽しんで新潟に帰って来た。
    帰ってからも別の日に新潟の参加者が揃い、ドクター可児でお疲れ様会を開き、うまいビールを飲んだ。
    僕も三日間の戯曲作り体験講座は受けたかったが、日程の都合上どうしてもできず、苦い思いをした。
    機会があれば来年の『演劇inやまがた』で挑戦したい。

    吹雪ビュンさんがTwitterで今回の演劇大学は成功したとつぶやいていた。
    僕もそう思う。
    次があれば挑戦したいと思わされたことが何よりの証拠だ。
    同じワークショップを受講したAccendereの南氏も、Twitterで早く稽古がしたいとつぶやいていた。
    多分僕と同じように影響されたのだろう。
    他にも大勢の参加者が影響を受けて帰ったに違いない。
    次の開催まで持続的にその影響を維持するかしないかで、山形の演劇は変わることだろう。
    次回が楽しみだ。
    また参加したい。
    Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | -
    『曼珠沙華ー越後瞽女がゆくー』の小屋つきをしてきました
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      月曜担当の後藤です。
      貯まっている感想がまだまだありますので、駄文にして書き出します。
      11月の初めにKURITAカンパニーさんの『曼珠沙華ー越後瞽女がゆくー』の小屋つきをしてきた際、例によって運良く観させていただけたので感想を書きます。

      この感想文は多くのネタバレと批評を含みます。
      それでもいいという方だけ読んでください。

      えんとつシアターでいつも公演をしてくださるKURITAカンパニーさんの作品の中でも今回は一際空間を活かした舞台だった。
      空気を一変させるとはあの事だ。
      新潟の地下劇場が、高田の町になり、長野の山中になり、雪が降り、時代が流れた。
      あたかもその情景が浮かぶ、自然を意識した作品だった。

      栗田さん、荒井さんは言わずもがな素晴らしい演技。
      観ていて安心する。
      最終日の荒井さんのダンスが観られなかったのは残念だった。
      荒井さんが結婚する所は、通り一人男性役者があの中にいるわけだと納得した。

      そして瞽女歌である。
      歌がいい。
      この芝居は歌が何よりもいい。
      瞽女役の皆さんは本当に目をつぶってあの演技をやったのだから脱帽する。
      素晴らしかった。

      願わくば上越の高田や長野で再演してほしい。
      きっと新潟市の観客もリピーターになり、観に行くだろう。
      自然への敬意とリアリティに溢れる、そんな作品だった。
      Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 12:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
      『鼻と小箱』、終演しました。
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        月曜担当の後藤です。
        まだまだあるよ。貯まっている感想が。
        プロジェクトB@ZANTOさんの『鼻と小箱』に出演してきました。
        まだ終わってから二週間しか経っていないのが驚き。
        観に来てくださった皆さん、ありがとうございました。

        この公演に参加しようと思ったきっかけは、お世話になっている方が何人か所属している劇団だったのと、多分僕以外誰もオッケーしないだろうという役のオファーをいただいたからです。
        コント公演だと聞いていた僕は、まるで所属劇団のコントに出るようなノリでオッケーしたのでした。

        コント自体の内容は頭の悪い人たちの即断即決なので、@nDANTEのノリは大いに役に立ちました。
        ただ何よりも収穫だったのは、久保さんの演出を受けてからの月潟稽古場出演という、初めての試みの連鎖でした。

        久保演出はとても分かりやすく、どちらかと言うと結果を提示してくれるリザルト型の演出だったのですが、一ヶ月という短い稽古期間の都合上わざとそうしたのかもしれないなと思っています。
        伝えてくださることに共感できるので、「十分面白いです」という言葉が久保さんの口から出た時は安心して芝居ができました。

        一緒に共演した市井さんとほーけんにも感謝。
        二人とも、ようやる。
        時に荒削りで不器用だけど、どちらも芯がある共演者だったので、こっちとしても助かりました。

        守岡さんもお疲れ様でした。
        オファーありがとうございました。
        音響初で、こんなにきっかけの多い作品のオペになってしまったのに、編集してMADみたいな音源を作って来た時はぐっと来ました。

        他にも色んな方に助けられて終演できたし、月潟稽古場初出演を叶えていただいた素晴らしいコント公演だったと思います。
        ありがとうございました。
        拙いですが、これを僕なりの『鼻と小箱』の締めの文章にするとします。

        Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0) | -
        映画『何者』を観てきました
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          月曜担当の後藤です。
          貯まっている感想文を放出する時が来ました。
          朝井リョウさんの小説が原作の映画『何者』を観てきたので、感想を書きます。
          これも観たのは大分前なので、書きたかったことがほぼ記憶から消え失せてはいるんですが、残っている思いだけでも文字にします。

          この感想文は多くのネタバレと批評を含みます。
          それでもいいという方だけ読んでください。

          この映画を観て、これだけは本当に納得できないと思った点がひとつある。
          佐藤健演じる主人公「二宮拓人」が、東京で演劇一本で食っていくと決めた友達「ギンジ」に送ったLINEの文面。
          内容は、結果も出てないうちから御大層な途中経過ばかりブログに上げるな、痛々しいアピールをするのはやめて現実を見ろ、というものだった。

          大学の演劇部員同士だった拓人とギンジは就職活動が本格化する時期に袂を分かつことになる。
          拓人は就職活動を始め、ギンジは自分の劇団を立ち上げプロとして活動するようになった。
          一ヶ月に一回公演を上演するという凄まじい活動とは裏腹に、舞台の評価は散々なものだった。
          それでもキラキラした言葉をブログに並べ、公演活動のアピールをし続けるギンジを見かねて、拓人はギンジにLINEを送るのだが、恐らくこれは拓人自身に向けたメッセージでもあったと思う。

          ただ、本題はそんな事ではない。
          僕が言いたいのは、別に途中経過をアピールしたっていいじゃないか、ということだ。

          ギンジほどではなくても演劇をやっている方々は特に考えていると思うが、途中経過のアピールは宣伝でもあるし、その活動団体の紹介でもある。
          公演があれば、稽古風景やその後の一緒にご飯を食べている所、作業風景、作品・役者紹介等、あらゆる要素を何も知らない人に知ってもらうために放出しなければならない。
          そうしないとお客さんが来ない。
          その団体が何をしているのかわからない。
          それこそ何者なのか伝わらない。

          これは就職活動にも当てはまる。
          自分が普段何をしているか。
          何を大切に思っているか。
          その会社を選んだ理由はどんな影響をいつどこで受けたからなのか。
          過去通っていた学校はどこか。
          その学校で何をどう学んでどんな成果を残したか。
          夢は何か。
          会社でそれをどう実現するか。

          就職活動をしている拓人ならそれくらいわかりそうなものを、痛いから結果が出ないうちはやるな、と言うのはあまりにも想像力が無さすぎる。
          演劇をやっていた人間の言う言葉ではない。
          途中経過をアピールしないということは、極端な話、「公演します!皆さんぜひ来て下さい」と「終演しました!ありがとうございました」しか言うなと言っているようなものだ。
          それに何の意味があるのか。

          映画『何者』を観て、僕はその違和感だらけでずれまくりの拓人の考えに対する反発を強く思った。
          あとはもう時間のせいで忘れてしまったが、有村架純かわいい、と思った気もする。
          有村架純の演技もちゃんと観たのは初めてだったし。
          あと菅田将暉は才能の塊。
          歌うますぎ。
          以上。
          Posted by : 創るつながるプロジェクト | 後藤忠彦 | 14:05 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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